てけつつうらい
言葉の停車場。

風景(Photo by (c)Tomo.Yun )(http://www.yunphoto.net )

ユーモアのセンスをもっていると人間の矛盾を楽しむようになる

サマセット・モーム

詩人の魂
今日は車で移動中にたまたまラジオで
NHKの高校講座を聞いた。
宮沢賢治の詩について放送していた。
途中から聞いたのであるが、ひきこまれてしまった。

雨ニモマケズ風ニモマケズ・・・

この詩に関しては、専門家の間でも評価がとても分かれてしまっている。
素晴らしいという人もいるし、こんなのはとても詩とは呼べないなんていう意見もある。

宮沢賢治は「永訣の朝」で悼んだ妹と同じ肺炎にかかった。
「雨ニモマケズ」はその病の床で詠んだ詩。
彼は37歳という若さで亡くなるまで、
瑞々しい青年の心を持ち続けた。
自らの死が迫りながら
人を気遣う、利他主義とも言えるいきかたに心打たれる。

木村澄子さんという方が朗読と解説をしていたのだが、
心のこもった朗読と
その解説の最後の言葉がよかった。

詩とは詩人の心の奥底からほとばしる叫びである
それを伝えることのできる幸せを感じる
詩人の叫びはそれが切実であればあるほど
ときに理解されないこともあるが
詩人がこう感じ、それをこう表現したということは伝えたい
たとえ解説が味気ないものになってしまおうとも

というような内容であった。
味気ないどころではなく
力強く語る木村澄子さんの声にこそ瑞々しい情熱を感じた。

思わぬところから心が動かされたいい日であった。

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