てけつつうらい
言葉の停車場。

風景(Photo by (c)Tomo.Yun )(http://www.yunphoto.net )

ユーモアのセンスをもっていると人間の矛盾を楽しむようになる

サマセット・モーム

年越詩祭
年越詩祭実行委員会
不翔少年Bさんのところで
年越詩祭が開催されます。
新しい年を前に、ネット詩人達で盛り上がろうという企画だそうです。
私も参加することにいたしました。

まだまだ参加するかたを募集しているそうなので、お気軽にどうぞ。
(12月20日締め切りです)
不翔少年Bさんのブログ 173


一事が万事なら
思い切って踏み出せばいい
私の一歩は誰の一歩とも違うから
万事休すなら
朝まで眠るがいい
そして渋茶でも飲んで目を覚まそう
朝焼けにあるいは朝靄に
きっと塞翁に会えるから


橋の上
君の失ったもの
いつか見つかるなんて
今は言えないけれど
ここから見えなくなっても
きっと存在しないわけではなく
どこかには確かにあるはず
一番は君の心の中にあって
そうして笑顔で思い出してくれる日を
ずっとずっと待っている
永遠が見渡せる橋の上で
失ったものなど何もないのだと
伝えようと待っている。




サンタクロース
曇らせてはいけない
こんなにも輝いている光を
なにものも疑うことを知らない目を
未来遠くを見つめる澄み切った瞳を

サンタクロースを
待ちわびて
なかなか寝付けない日の
健やかな穏やかな
寝顔を
誰に汚すことができよう

いつのまにかわれわれは
主義という巨大なネズミ講の
被害者であり加害者でもあった
身内を守ることしか考えず
未来の資源のみならず
未来の家計さえ食い荒らす

ただ心の澄んだ子供の中にのみ生きていた
サンタクロースもこのままでは死んでしまう
運動不足のトナカイの肉を
産地不明の牛肉と
汚染された中国産の野菜とともに
おいしくなさそうに食べている
そんな日は近づいている

嘘は嘘を呼び
憎しみは憎しみを生む
それでも優しさが優しさを呼び
思いやりが思いやりを生むと信じよう
あまり争いごとは好まないけれど
戦うところはきっとそこだ

曇らせてはいけない
子供たちの澄んだ瞳を
大人たちも澄んだ瞳を持て
そしてそれを守る強さを持て

理由
たとえば生きること
眠ること走ること
飛ぶこと歌うこと
叫ぶこと笑うこと
大事なものには理由などいらないのだけれど
いつまでも考えていたいのは
あなたを好きでいる理由

いつしかお互い歳を重ねて
それでも好きな理由をお互いに探していよう
そうして子供が生まれたら
理由などいらないのだけれど
私たちを大好きでいてほしい
やがて君が大きくなって
好きな人ができたら
教えてあげよう
好きでいること思いやること
それだけでいいと

もしも君が生きる意味にとらわれて
考え込んでしまうとき
そっと伝えてあげよう
大事なものには理由などいらないのだと
そして君が君の命を精一杯生きている
そのことが一番大事だと


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