ユーモアのセンスをもっていると人間の矛盾を楽しむようになる
サマセット・モーム
いつかは乗り越えるべきものがある
もうすでに乗り越えたもの
数えても
この先の漠とした寂寥にも似た
焦燥感を和らげやしない
この先も
きっと恋愛のように単純で
きっと恋愛のように複雑だ
思い切って
人生に
飛び込んでみよう
詩人体質という言葉があって(そういえば、「恋愛体質」なんて言葉もあった)
わかるようなわからないような言葉。
詩を書く人はみんな詩人で、書かない人でも
詩を解する人は詩人だと私はおもう。
恋の痛みなど忘れたほうがいいに決まっている。
けれどそれよりもその痛みを歌にしてみたい。
「こころ」
心をこめたことばなら
かならずいつか咲くだろう
今はつたない蕾でも
いつか咲く日がくればいい
誰かの心で咲く花は
どこかへ優しさ求めてく
春の嵐を聞く前に
綿毛を風にそよがせる
人の心に少しずつ
張る根を広げたことばなら
水をそんなにやらずとも
いつしか大きくなるだろう
感動なくして作られた
花の命は短くて
散りゆくこともできぬまま
片隅にただ忘らるる
心の底から生まれれば
誰かの悩みに効くだろう
深い悲しみ持つものの
痛みを少し消すだろう
もうすでに乗り越えたもの
数えても
この先の漠とした寂寥にも似た
焦燥感を和らげやしない
この先も
きっと恋愛のように単純で
きっと恋愛のように複雑だ
思い切って
人生に
飛び込んでみよう
詩人体質という言葉があって(そういえば、「恋愛体質」なんて言葉もあった)
わかるようなわからないような言葉。
詩を書く人はみんな詩人で、書かない人でも
詩を解する人は詩人だと私はおもう。
恋の痛みなど忘れたほうがいいに決まっている。
けれどそれよりもその痛みを歌にしてみたい。
「こころ」
心をこめたことばなら
かならずいつか咲くだろう
今はつたない蕾でも
いつか咲く日がくればいい
誰かの心で咲く花は
どこかへ優しさ求めてく
春の嵐を聞く前に
綿毛を風にそよがせる
人の心に少しずつ
張る根を広げたことばなら
水をそんなにやらずとも
いつしか大きくなるだろう
感動なくして作られた
花の命は短くて
散りゆくこともできぬまま
片隅にただ忘らるる
心の底から生まれれば
誰かの悩みに効くだろう
深い悲しみ持つものの
痛みを少し消すだろう
「幸福がさいわいとして読まれることがなくなったいま、さいわいとしての幸福のイメージがどこかへみうしなわれてしまった。そのことをかんがえるのだ。」
長田 弘「幸福という一語」
さいわいはみんなのもの
幸福はだれかのもの
さいわいは羨まない
幸福は嫉妬する
長田 弘「幸福という一語」
さいわいはみんなのもの
幸福はだれかのもの
さいわいは羨まない
幸福は嫉妬する
優しい町に
観覧車回る
時折薄ら寒い風が
鉄柱を揺らす
そうだ
めぐる運命を恨むほど
楽観的ではいられない
直線が存在しないのは
アインシュタインが存在しないから
観覧車加速する
光さえ置き去りに
穏やかな町に
観覧車回る
それぞれの目に
それぞれの世界
そして世界観
そうさ
生まれ変わりを信じるほど
悲観的ではいられない
しみったれた幸福感など
どこかへ行ってしまえばいい
観覧車回る
心だけは
乗せてゆけ
観覧車回る
時折薄ら寒い風が
鉄柱を揺らす
そうだ
めぐる運命を恨むほど
楽観的ではいられない
直線が存在しないのは
アインシュタインが存在しないから
観覧車加速する
光さえ置き去りに
穏やかな町に
観覧車回る
それぞれの目に
それぞれの世界
そして世界観
そうさ
生まれ変わりを信じるほど
悲観的ではいられない
しみったれた幸福感など
どこかへ行ってしまえばいい
観覧車回る
心だけは
乗せてゆけ
泡坂妻夫 『幸せの書』『亜愛一郎の狼狽』
セヴァン・カリス=スズキ 『あなたが世界を変える日』
まだ読んでいないのです。
セヴァン・カリス=スズキ 『あなたが世界を変える日』
まだ読んでいないのです。
寒さなど特には感じないのだけれど
雪もやさしく降り積もってきれいなのだけれど
どこかで何かが渇きはじめている
ひっそりと
明け方に向かって渇いている
主人公の感情が
希薄になって行く
心など渇くものか
自信など揺らぐものか
そう呟いても
粉をふいた心は
酒さえ遠ざけて
赤茶けた
春を待ちわびる唇を結ぶ
冬はなかなか過ぎ行かず
ただ思う
怒れる日は
悲しめる日は
今日ほどに
渇いてはいなかったのだと
雪もやさしく降り積もってきれいなのだけれど
どこかで何かが渇きはじめている
ひっそりと
明け方に向かって渇いている
主人公の感情が
希薄になって行く
心など渇くものか
自信など揺らぐものか
そう呟いても
粉をふいた心は
酒さえ遠ざけて
赤茶けた
春を待ちわびる唇を結ぶ
冬はなかなか過ぎ行かず
ただ思う
怒れる日は
悲しめる日は
今日ほどに
渇いてはいなかったのだと
いつも一緒にいることいつも一緒にいたこと
たまに一緒にいることたまに一緒にいたこと
いつも一緒にいなかったこといまも一緒にいないこと
今も思い出す微かなる疼きとともに
たまに一緒にいることたまに一緒にいたこと
いつも一緒にいなかったこといまも一緒にいないこと
今も思い出す微かなる疼きとともに




