ユーモアのセンスをもっていると人間の矛盾を楽しむようになる
サマセット・モーム
本歌取りとは、優れた歌の世界観や趣を借りて
歌の奥行きや深みを増すもの。
鳥や風や雲や波や月が歌うなら、
彼らの声を本歌取りしてみたいもの。
かつて書かなかった言葉も
言えなかった思いもそこでは朗らかに歌うだろうか。
歌の奥行きや深みを増すもの。
鳥や風や雲や波や月が歌うなら、
彼らの声を本歌取りしてみたいもの。
かつて書かなかった言葉も
言えなかった思いもそこでは朗らかに歌うだろうか。
遊泳禁止の境界のブイのあたりに置いてきた
前触れもなく襲いかかる豪雨に流れた
音もなく降り積もるぼたん雪に埋もれた
そんな地面が顔を出すのだ
黒い雪は熱を帯び
色彩だけが風化してゆく
思い出に閉じ込めようと
後ろめたいではなく
済まないでもなく
幸せにしてあげられなかったでもなく
痛みでもなく
寂しいでも切ないでも儚いでもない
一語に閉じ込められることを拒み煩悶する
そんな思いが顔を出すのだ
花見の酒に流せるならば
流してしまうのもいい
思いを風化させないのなら
不機嫌が伝染しないのなら
そのとき風は
やさしく照らす
遠ざかりゆく微笑
失恋だとか不器用だとか
思いやりがあるだとかないだとか
正しいだとか正しくないだとか
そんな言葉に閉じ込められないように
いつか誰かを閉じ込めないように
前触れもなく襲いかかる豪雨に流れた
音もなく降り積もるぼたん雪に埋もれた
そんな地面が顔を出すのだ
黒い雪は熱を帯び
色彩だけが風化してゆく
思い出に閉じ込めようと
後ろめたいではなく
済まないでもなく
幸せにしてあげられなかったでもなく
痛みでもなく
寂しいでも切ないでも儚いでもない
一語に閉じ込められることを拒み煩悶する
そんな思いが顔を出すのだ
花見の酒に流せるならば
流してしまうのもいい
思いを風化させないのなら
不機嫌が伝染しないのなら
そのとき風は
やさしく照らす
遠ざかりゆく微笑
失恋だとか不器用だとか
思いやりがあるだとかないだとか
正しいだとか正しくないだとか
そんな言葉に閉じ込められないように
いつか誰かを閉じ込めないように
思いは駆ける
鳥の声を
耳を撫でる風の囁きを
荒々しく白い波の飛沫を
深くマグマの蠢きを求めて
海を隔てた悲しみを
咎なく逝った幼子の
その母の
声なき声の絶望の涯を思え
いつしか怒ることを
忘れるのではなく
奪われて
いつしか歌うことを
奪われるのではなく
忘れてしまう
その前に
行こう
赤ままの花や
とんぼの羽根を歌いに
鳥の羽ばたきを
風の力を
さがして
そして思いを力に
風に力を
鳥の声を
耳を撫でる風の囁きを
荒々しく白い波の飛沫を
深くマグマの蠢きを求めて
海を隔てた悲しみを
咎なく逝った幼子の
その母の
声なき声の絶望の涯を思え
いつしか怒ることを
忘れるのではなく
奪われて
いつしか歌うことを
奪われるのではなく
忘れてしまう
その前に
行こう
赤ままの花や
とんぼの羽根を歌いに
鳥の羽ばたきを
風の力を
さがして
そして思いを力に
風に力を
新しい朝は大気圏に突入する隕石
先達の艱難辛苦や流行りものを
知らない私でも
気がつけば教科書にのっていないところにいる
何がどこで交わるかわからない
何がどこで交わらないかもわからない
きっとなるようにしかならない星に
生まれてしまったのだ
先達の艱難辛苦や流行りものを
知らない私でも
気がつけば教科書にのっていないところにいる
何がどこで交わるかわからない
何がどこで交わらないかもわからない
きっとなるようにしかならない星に
生まれてしまったのだ




